かずのひとりごと

日本について、世の中について、私の生き方について、考えたことを書きます。

オリラジの「PERFECT HUMAN」を見て考える、お笑い芸人の神髄とは

▼大反響ということでyoutubeで拝見してみた。

 普段馬鹿ばっかり言っているお笑い芸人が、踊れるリズム、勇敢で痛快なラップに乗って、プロさながらのダンスを決めていくギャップは、確かにかっこいい。

 ただし…お笑い芸人としては「残念な」かっこよさだと思う。

 私にとって、かっこよく見えるお笑い芸人というのは残念な存在であり、かっこ悪く見えるお笑い芸人というのは大事な存在に思えるのだ。

▼昔、ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! に登場した森三中の大島が忘れられない。浜ちゃんが銭湯のサウナでくつろいでいるところに、下半身にタオル一枚で堂々と入室(もちろん大事な場所はモザイク)。浜ちゃんはさすがにたじろぎながらも、「出ていけ!」と威嚇して浴場に追い出す。最後は浜ちゃんの押し出しで、大島の巨体がゆっくり浴槽に傾いていき…真っ逆さまにドボン。女を捨て去る芸人魂への衝撃と、あまりにも滑稽すぎる喜劇に、笑わずにはいられない。笑わざるをえない。

▼お笑いと音楽の融合。こういう、異分野同士のコラボレーションもたまには悪くないと思う。新たな感動を生み出したり、お互いの分野が交流するきっかけ、橋渡しにもなる。でもやっぱり、お笑い芸人はお笑いを、音楽家は音楽を追求することを大事にしてほしいし、そういう人を応援したいと思う。