かずのひとりごと

日本について、世の中について、私の生き方について、考えたことを書きます。

復興に向かって…。近所にある、良心に溢れた中華料理屋

▼私は現在、中都市の少し外れに住んでいるのだが、近くに実に良心に溢れた中華料理屋がある。独身にとっては大変ありがたい限りで、少し気恥ずかしさを感じつつもかなり頻繁に通っている。

▼私は大学に入って一人暮らしを始めてからこれまで、数多くの店で外食をしてきたが、この店の料理の美味しさ、バリエーションの豊富さ、価格、接客、店の隅々まで行き届いた心遣い...ここまであらゆる面で文句のつけようのない店は滅多にない。

▼ところが、結構に広い店内に、客が少ないのである。金曜日の夜や休日はそこそこ多くの客で賑わうのだが、平日の夜となると、どうにも物寂しい。外の駐車場に立つ小さな電光掲示板には「がんばろう!復興」の文字が流れる。今でもまだ、あの震災が影を落としているということなのか...。そんな中で、この店はよほどの思いで切り盛りを続けているのだろうと拝察する。

▼大都市の町中であれば、間違いなく常に客が一杯で、行列が並ぶであろうにと、本当にもどかしく思う。こういう店にこそ頑張ってもらいたいという応援の気持ちもあって、足繁く通っている。

▼4月から仕事の異動で大都市に引っ越してしまうのが心惜しい。もっとこの店の料理を味わいたかった。最後の会計の時は、店の奥の厨房まで行って、まだ見ぬ料理長に直接お礼を言おうと決めている。

●今日もお読みいただき、ありがとうございました!