かずのひとりごと

日本について、世の中について、私の生き方について、考えたことを書きます。

「ブログやってます」って言ったら上司に笑われたことから、ブログというものについて考える

▼最近深夜にブログを読み書きするのが楽しくて、調子に乗って睡眠時間を削っていたら、昨日急に、何とも言えない不快な気だるさと頭重感に襲われた。振り返ると、どうもここのところ気分が憂鬱だったのはそのせいだったのかなと思う。

 19時に帰宅し速攻で布団に入り、何回も目を覚ましながらも起きるのが億劫で、結局翌朝まで寝てしまった。おかげで今日はリフレッシュして、順調に仕事をこなすことができた。

 「病は気から」と言うが「気は病から」も言えることなのかなと。体の不調は陰気に直結する。気分が優れない時は、体調管理が疎かになっていないか省みることが大事だ。

▼ふと思ったのだが、私は昨年4月から今の地方の職場に異動になってからというもの、気心の知れた人と話す機会というのが激減した。日中は仕事の付き合いしかない。私は一番の若手なので仲間は全員上司。数ヶ月に1回実家で家族と話をする以外、心を開いて話をするということがない。

 今まで、ネットで様々な情報に触れていれば孤独を感じることはなかったのだが、今の私の状況というのは精神の健康上、結構好ましくないのかなということを感じている。なんだかブログを始めて、余計にそう感じるようになったところがある。そこで、前置きが長くなったが今日の話題である。

▼このまえ上司から「最近休みの日は何してるの?」と聞かれた時に「ブログ始めてみました」と答えたところ、「暇だなー」と、あまり感心しないような様子で苦笑されてしまった。それに対して私は、最初は「ブログの魅力がわかってないなあ」と思ったのだが、冷静に考えてみると上司の反応が割と世間一般の普通の感覚なのかもしれないと思った(付け加えると、普段の私が地味なところも多分に影響していたかもしれない)。

▼確かに、顔を合わせることのないネットを介した相手に向かって自分を発信する様というのは、いかにも現実逃避的な姿と見られても無理はないかもしれない。やはり、人と人とが本当にわかり合える喜びを追求するならば、実生活における、顔が見えるコミュニケーションを避けるべきではないだろう。

 ▼それではブログに勤しむことは非生産的なのかと言えば、決してそうではない。ネットを介して、世界中の生身の人間に文章を発信する意義は非常に大きいし、それでしか得られないことは山ほどある。

 ただ、ネットを介した関係というのはそれ以上でもそれ以下でもなく、そこには相応のものしか求めないという割り切りが大事だと思うのだ。分不相応のものを求める、つまりネットが人とわかり合える一番のコミュニケーション法ということになってしまうと、それは現実逃避ということになりかねないだろう。あくまでブログは、その成果を実生活に生かしていくためのものと、念頭に置いておくことが大切だと思う。

▼でも、現実逃避ってそもそもそんなに悪いことなのか? 学生時代、世知辛い世の中に絶望して引きこもり、ネットの世界に現実逃避できたことでどれだけ救われたか。私がこれまで、ネットを介した人々から享受してきた恩恵は計り知れない。要は程度の問題、ほどほどにってことになるだろう。

 私も微力ながら、ネットを介した多くの人たちに、恩恵を分け与えることができればと思いながらブログを書いている。

●今日もお読みいただき、ありがとうございました。