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玉彦のブログ

自分で考えて行動したい

あの時の、東日本大震災を振り返って思うこと。日本人の自然観があるから、今回も乗り越えられる。

▼今回の熊本での地震をきっかけに、東日本大震災のことを思い返すようになった。youtubeで当時の衝撃的な動画を一つ一つ閲覧していく。胸の中に久しく閉じ込められていた様々な複雑な感情が蘇ってくる。

▼当時は電気もガスも水道もストップし、ラジオでしか情報が手に入らなかった。発生からたしか2日後の夜、父の職場に眠っていたポータブルテレビを引っ張り出してきて初めて、目を疑う甚大な被害状況を知った。しかしその後は、家族皆、目の前の生活のことで精一杯で、テレビの視聴に時間をかける余裕がなかった。私は4月1日から新天地で仕事始めとなり、以降慌ただしく奔走する日々となった。そういうこともあって、震災の映像を視聴した時間は、一般の人たちより被災した私の方がむしろ少なかったと思う。

▼敢えて震災の経験から光を見出すとすれば、あれほどの凄惨な事態にあっても揺らぐことのない、日本人の高い精神性が証明されたことだろう。略奪が起こらないどころか、大量の金庫が警察に届けられているというニュースに世界中が驚愕した。

 西洋の自然観では、自然は人間が支配・操作する対象ということらしい。

 畏敬・崇拝の念をもって共存しようとする日本の自然観は、もしかしたら、古くから地震というとてつもなく強大な自然現象が繰り返されることによって、培われてきたところもあるのかもしれない。

 痛恨を極める被害を受けても、自然を否定し、冒涜するようなことはしない。自然に敬意を抱いているからこそ、受け入れ、乗り越えることができるのだと思う。地震国であるからこそ、この日本の自然観に誇りをもって生きていきたいと思う。