かずのひとりごと

日本について、世の中について、私の生き方について、考えたことを書きます。

正義は勝つ? モンゴル人力士問題について。

日馬富士の問題を発端として、白鵬を頂点とするモンゴル人力士の間で星のやり取りが行われていたという疑惑が浮上している。確たる証拠が出てこない限り断定はできないが、状況から言って限りなく黒に近いと言わざるを得ない。

朝青龍といい、どうしてこうもモンゴル人横綱が悪行を繰り返してしまうのか。私は、力士個人の問題や協会の問題も去ることながら、そもそも外国人力士に横綱の振る舞いを求めるのは無理があるのかもしれないと思っている。

 日本人であれば皆、横綱に求められる品格とはどのようなものか、おおよその共通認識を持っているものだ。これは言葉で簡単に説明できるものではなく、日本で生まれ育った者だからこそ感覚としてわかるものだと思う。外国人力士がどんなに頭で理屈を学んだとしても、幼い頃から全く異質の風習・価値観に染まりながら生まれ育った者にとっては、おそらくヨコヅナは単なる最強力士の称号に過ぎず、その既成概念から抜け出すことが非常に難しいのではないか。

 加えて、観客の声援はやはりどうしても日本人力士寄りになる。勝てば勝つほど、あちらこちらからため息が聞こえてくる。たまに負けた時には座布団が舞い大盛り上がりになる。次第にふて腐れてヒールに回りたくなる心情もわからなくもない。

▼今回の問題を見ていると、つくづく、正義は強くあらねばならないと感じる。いつの時代も、どんな場所にも悪ははびこっている。人々の目には見えにくい、一見正義に見える巨大な悪というのも存在する。そして今この文章を書いている私の心の中にも悪の部分は確かに存在する。

 一人一人が、正義とは何か、悪とは何かを考え、見極める目を養わなければならない。