私が「日本のビートルズ」と信じてやまない最愛のアーティスト「スピッツ」 シングルベスト10選
●「日本のビートルズ」という大仰な物言いに異論反論があがるであろうことは承知の上で。今日は、人一倍の音楽好きを自認する私が最も敬愛するアーティスト、スピッツのシングルベスト10選を発表します。後日、B面曲ベスト10選も発表したいと思います。
●先ほど、ミュージックステーションにて3年ぶりにスピッツが登場、4月27日発売の41枚目シングル曲「みなと」を披露しました。(※4月27日 フルバージョン公開)
デビューから25年目、結成からは来年で30年目になります。驚くべきことに、未だにその勢いには衰えが見られません。
●スピッツの魅力はとても語り尽くせるものではありません。一曲一曲が、多種多様な音楽性に溢れています。美しい、色とりどりの光を放っています。それでいて、全ての曲に唯一無二のスピッツらしさがある。飾らない、確かな愛がある。
私は今までスピッツが嫌いという声をあまり聞いたことがありません。広くみんなの心に届く普遍性をもち、今日に至るまで本当にたくさんのリスナーに感動を届けてくれています。
スピッツの存在自体は多くの人が知るところでしょう。しかしその本当の魅力を知っている人はどれだけいるでしょうか。
「ビートルズほど過小評価されているバンドはない」という音楽愛好家の言葉を聞いたことがありますが、私もその言葉に共感を覚えています。単に大衆受けがいいだけじゃない、音楽マニアをも驚嘆させるほどの、とんでもない奥深さも秘めているのです。やっている音楽は全然違えど、スピッツにもそんな素晴らしい魅力があると私は思うのです。
●まずは、とにもかくにも、スピッツから遠ざかっていた方たちには一度先入観を捨てていただき、改めて耳を傾けてみていただければ嬉しく思います。この投稿が一人でも多くの方に興味をもっていただけるきっかけになればと考えています。
●ここでは「私の独断と偏見で」シングルベスト10を選び、公式動画と共にご紹介します。
ただし、「ロビンソン」「チェリー」「空も飛べるはず」の3曲については知らない人がいないくらいの名曲なので、それ以外から選びたいと思います。
選曲には苦悩しました。本当は全曲紹介したいくらい好きなのです。あくまで現時点の私が選ぶランキングです。ここで紹介する以外にも素晴らしい曲がたくさんあることも強調しておきたいと思います。
10位:ヒバリのこころ
記念すべき1stシングル。ヒバリになって大空を自由に飛び回っているかのようなスピード感、爽快感。天に昇るような高揚感。どこまでもどこまでも続く広大な景色が目に浮かんでくる。
9位:君が思い出になる前に
ほっと疲れが癒されるようなゆったりした旋律にのって、愛する女性への儚い思いが歌われる。とてもとても優しい気持ちになれる曲。別れは寂しいけど、今までありがとう。君が思い出になっても、僕は歩き続けていけるだろう。そんな温かな余韻が残る。
8位:青い車
夏のドライブにうってつけのナンバー。車の青、そして海の深い青、空の透き通るような青・・・夏の、印象的な鮮やかな青に包まれていく。さあ、一緒に、どこまでも行こう。
7位:若葉
この曲は、春の若葉の緑色。出会いと別れ。優しさと厳しさ。強さと弱さ。春の息吹で蘇る、大事な人とのいろんな思い出を胸に。私は確かに、自分の道を、一歩一歩踏みしめて歩いていく。
6位:さらさら
寂しさ、切なさ、やるせなさ、そして悲しみ。どうにもいびつなカタチをしているこの気持ち。消えはしないけど、「さらさら」になれたら。
5位:スピカ
見たことのない、不思議な世界を目の当たりにしたような感動に、言いようのない胸のざわめきを覚える曲。心が大きく揺れ動いた青春の景色が鮮烈に蘇る。
4位:放浪カモメはどこまでも
スピッツはロックバンドである。だから、放浪カモメはどこまでもどこまでも風に逆らうのである。
3位:ハネモノ
個人的に、かなりの回数聞いた曲。独特の世界観に引き込まれる。どういう訳か、秋の夜長に聞きたくなる。一人静かに、自由に、ロマンな想像を巡らせていく楽しみ。
2位:夏の魔物(公式動画なし)
疾走感のある、独特のスリリングな旋律が文句なしに好きな曲。1stアルバムの曲でありながら、既に他の何物でもないメロディ、世界観が確立されている。ライブ盤ではさらに洗練されたサウンドで聞く者の心を震わせる。
1位:春の歌
私がスピッツの中で一番好きな曲。全てが完璧。思い入れが強すぎて、今日の時点ではとても書ききれない。今まで、辛かった時、勇気をもらいたい時、自分を奮い立たせたい時、何度もこの曲を聞いてきた。これからもずっと聞き続けることだろう。
●以上、いかがでしたでしょうか。これを入り口に、スピッツのことをもっともっと知っていただければ嬉しいです。お読みいただき、ありがとうございました。