かずのひとりごと

日本について、世の中について、私の生き方について、考えたことを書きます。

「日常のテレビ」の恐怖

▼私は自宅にテレビを置いていないのだが、職場で一人夜勤の合間、ふとリモコンを手に取りぼんやりと眺める。もはやネットで必要な情報はほとんど得られるのだが、テレビに流れる「時代の空気」も感じ取っておかなければならないと思うからだ。

▼ある日の深夜、「日常的な」番組の光景が、私の目にはことごとく異様に、不気味に映った。チャンネルを回せど回せど、何気ない日常の裏に潜む邪悪な闇が見えて、恐怖を覚えた。

 何を気の触れたようなことを、と思われるだろう。だがこの恐怖は今に始まったことではない。ずっと前からあったのだが、最近はその恐怖がみるみるうちに拡大し、日常のテレビに侵食しているのを感じる。

▼平和である。見た目では。

 でもこの「平和」が近いうちに、本当に近いうちにあっという間に崩れ去る危機が迫っている。

 人類の歴史を振り返って、この先この「平和」がずっと続く保障がどこにあるだろうか。

▼テレビが日常の人たちから見れば、私のような人は異常であろう。懸命に説明しても複雑な顔をされてしまうだろうから、多くを語れないでいる。

 人の思考と行動は、他人から言われてもなかなか変わらない。一人一人が「自分自身で」変わる必要を感じて初めて変わる。

▼私はテレビの恐怖にどう立ち向かうか。

 テレビ局や、テレビが日常の人に訴えることも必要だろう。

 だがその前に、まずは私が「自分自身で」思考し、行動できるようにならなければならない。