かずのひとりごと

日本について、世の中について、私の生き方について、考えたことを書きます。

安室奈美恵が紅白歌合戦に出場! 名曲「Hero」披露?なんつて。

▼私にとって安室奈美恵さんといえば、中学生の頃の「CAN YOU CELEBRATE?」で非常に馴染み深い思い出があります。しかしそれ以降、大活躍は承知していたものの、あまり注目はしていませんでした。

▼私は家にテレビを置いていません。昨年のリオデジャネイロオリンピックも、日々の忙しさにかまけてあまりじっくり視聴することはできないでいました。ただ、NHKで流れている「Hero」が、この上なくオリンピックの感動を呼び起こしてくれる素晴らしい曲に感じられて、耳に残っていました。紅白歌合戦出場のニュースを聞いた時、真っ先にこの曲を思い浮かべた方は多いのではないでしょうか。

 まだ見ぬ未知の世界への期待が高まる、壮大なスケール感。毅然と前向きなメッセージが込められた歌詞、安室奈美恵さんの美しくも力強い歌声・・・それらが見事に結実し、聴く者の心を震わせます。

▼スポーツは、そして音楽は、本当の意味で世界を一つにする力を持っているなと感じます。世界は広く、皆それぞれが異なる文化や価値観のもとで生活しています。現代においても各地でその違いが衝突し、争いが絶えない。そういった中でも、人間がスポーツに全力で挑む姿、その美しさへの感動は皆が共有できるものです。みんな違っていていい。その中で、一致できるところを大事に、広げていきたい。「Hero」はそんな願いを叶えてくれるような素晴らしい名曲であると思います。

 最近は自分のお気に入りの曲ばかりを聞いて、日々の生き方もなんとなく変化が少なくなってきていたように思います。今、改めて安室奈美恵さんの「Hero」を聴いて、明日から決意を新たに一歩を踏み出せるような気がしています。今年の紅白歌合戦安室奈美恵さんの活躍に注目したいと思います。

ミュージックステーションで遭遇した「BABYMETAL」の熱演…日本の音楽もまだまだ捨てたもんじゃない!?

●4月22日のミュージックステーションスピッツが登場するとあって、さすがに家にテレビを置いていない私でも視聴することとなりました。どんな手段をとったかといいますと、愛車のナビです。運転中にテレビなんて使わないよと思っていたのですが、こんな形で助けられるとは。

●さて、ミュージックステーションを視聴したのはもうかれこれ3年前のスピッツ登場時以来ではないかと思われますが、出演者が今の音楽シーンを盛り上げるそうそうたる顔ぶれで、結構に楽しむことができました。

●中でも一番目を見張ったのは「BABYMETAL」。

 その強烈なメタルサウンドは、日本でハードロック・メタルバンドの筆頭に位置づけられるであろう「B'z」をも凌駕しています。そこに、まだあどけなさの残る少女3人組の声を組み合わせるという、今まで誰も思いつかなかった斬新な試みが、海外を席巻するまでになっています。

 最近は「人間椅子」など本格的なバンドが台頭してきてはいるものの、まだまだ日本の音楽シーンにヘビーメタル文化を浸透させるまでには至っていない印象でした。しかし「BABYMETAL」の勢いは本物でしょう。果たしてこれから、どこまで成長していけるか。どこかの刹那的なお国のアーティストのように、一発屋で終わってしまうことのないように祈りながら、注目していきたいと思います。

●それにしても、きゃりーぱみゅぱみゅ然り、Perfume然り。日本という国は音楽の分野においても、異文化を巧みに取り込んで融合させる柔軟性に長けており、それを遺憾なく発揮できているなと感じた次第です。どこかのお国のように、単なるパクりでは終わらない。しっかりとオリジナリティを確立して、新たな感動を生むコンテンツとして打ち出すことができています。

 (残念ながら、最近、我が国においてもパクりで終わってしまっているであろうアーティストが目に付いてしまうことも否めませんが)

●日本の音楽の歴史が、これまでハードロック・ヘビーメタルからどれほど大きな影響を受けて成長を遂げてきたことか。BABYMETALの活躍をきっかけにハードロック・ヘビーメタルの魅力が広まり、日本の音楽文化がより一層盛り上がり、豊かに発展していくことを願っています。

私が「日本のビートルズ」と信じてやまない最愛のアーティスト「スピッツ」 シングルベスト10選

●「日本のビートルズ」という大仰な物言いに異論反論があがるであろうことは承知の上で。今日は、人一倍の音楽好きを自認する私が最も敬愛するアーティスト、スピッツのシングルベスト10選を発表します。後日、B面曲ベスト10選も発表したいと思います。

●先ほど、ミュージックステーションにて3年ぶりにスピッツが登場、4月27日発売の41枚目シングル曲「みなと」を披露しました。(※4月27日 フルバージョン公開)

 デビューから25年目、結成からは来年で30年目になります。驚くべきことに、未だにその勢いには衰えが見られません。

スピッツの魅力はとても語り尽くせるものではありません。一曲一曲が、多種多様な音楽性に溢れています。美しい、色とりどりの光を放っています。それでいて、全ての曲に唯一無二のスピッツらしさがある。飾らない、確かな愛がある。

 私は今までスピッツが嫌いという声をあまり聞いたことがありません。広くみんなの心に届く普遍性をもち、今日に至るまで本当にたくさんのリスナーに感動を届けてくれています。

 スピッツの存在自体は多くの人が知るところでしょう。しかしその本当の魅力を知っている人はどれだけいるでしょうか。

 「ビートルズほど過小評価されているバンドはない」という音楽愛好家の言葉を聞いたことがありますが、私もその言葉に共感を覚えています。単に大衆受けがいいだけじゃない、音楽マニアをも驚嘆させるほどの、とんでもない奥深さも秘めているのです。やっている音楽は全然違えど、スピッツにもそんな素晴らしい魅力があると私は思うのです。

●まずは、とにもかくにも、スピッツから遠ざかっていた方たちには一度先入観を捨てていただき、改めて耳を傾けてみていただければ嬉しく思います。この投稿が一人でも多くの方に興味をもっていただけるきっかけになればと考えています。

●ここでは「私の独断と偏見で」シングルベスト10を選び、公式動画と共にご紹介します。

 ただし、「ロビンソン」「チェリー」「空も飛べるはず」の3曲については知らない人がいないくらいの名曲なので、それ以外から選びたいと思います。

 選曲には苦悩しました。本当は全曲紹介したいくらい好きなのです。あくまで現時点の私が選ぶランキングです。ここで紹介する以外にも素晴らしい曲がたくさんあることも強調しておきたいと思います。

 

10位:ヒバリのこころ

 記念すべき1stシングル。ヒバリになって大空を自由に飛び回っているかのようなスピード感、爽快感。天に昇るような高揚感。どこまでもどこまでも続く広大な景色が目に浮かんでくる。

 

9位:君が思い出になる前に

 ほっと疲れが癒されるようなゆったりした旋律にのって、愛する女性への儚い思いが歌われる。とてもとても優しい気持ちになれる曲。別れは寂しいけど、今までありがとう。君が思い出になっても、僕は歩き続けていけるだろう。そんな温かな余韻が残る。

 

8位:青い車

 夏のドライブにうってつけのナンバー。車の青、そして海の深い青、空の透き通るような青・・・夏の、印象的な鮮やかな青に包まれていく。さあ、一緒に、どこまでも行こう。

 

7位:若葉

 この曲は、春の若葉の緑色。出会いと別れ。優しさと厳しさ。強さと弱さ。春の息吹で蘇る、大事な人とのいろんな思い出を胸に。私は確かに、自分の道を、一歩一歩踏みしめて歩いていく。

 

6位:さらさら

 寂しさ、切なさ、やるせなさ、そして悲しみ。どうにもいびつなカタチをしているこの気持ち。消えはしないけど、「さらさら」になれたら。

 

5位:スピカ

 見たことのない、不思議な世界を目の当たりにしたような感動に、言いようのない胸のざわめきを覚える曲。心が大きく揺れ動いた青春の景色が鮮烈に蘇る。

 

4位:放浪カモメはどこまでも

 スピッツはロックバンドである。だから、放浪カモメはどこまでもどこまでも風に逆らうのである。

 

3位:ハネモノ

 個人的に、かなりの回数聞いた曲。独特の世界観に引き込まれる。どういう訳か、秋の夜長に聞きたくなる。一人静かに、自由に、ロマンな想像を巡らせていく楽しみ。

 

2位:夏の魔物(公式動画なし)

 疾走感のある、独特のスリリングな旋律が文句なしに好きな曲。1stアルバムの曲でありながら、既に他の何物でもないメロディ、世界観が確立されている。ライブ盤ではさらに洗練されたサウンドで聞く者の心を震わせる。

 

1位:春の歌

 私がスピッツの中で一番好きな曲。全てが完璧。思い入れが強すぎて、今日の時点ではとても書ききれない。今まで、辛かった時、勇気をもらいたい時、自分を奮い立たせたい時、何度もこの曲を聞いてきた。これからもずっと聞き続けることだろう。

 

●以上、いかがでしたでしょうか。これを入り口に、スピッツのことをもっともっと知っていただければ嬉しいです。お読みいただき、ありがとうございました。

音楽の世界を冒険しよう。 日本が誇る変幻自在、唯一無二のロックバンド くるり 「ロックンロール」

▼残念なことは続くもので、仕事で大きなチャンスを掴み損ねてしまった。誰かのせいにすれば楽だが、それでは成長がない。自分の心の中にあったほんの少しの気の緩み、詰めの甘さが悔やまれる。

▼しっかり反省した後は、気を取り直し、前を向いて再スタートだ。私はこんな時に音楽を聞く。今回ふと聞きたくなった曲を、皆さんにご紹介したい。

▼人一倍の音楽好きを自負する私が、日本で2番目に好きなロックバンドくるり。結成から20年、いつもいつも新しい発見に満ちた素晴らしい曲で私を驚かせてくれている。

▼皆さんにとって良い音楽とはどんな音楽だろうか。好きなアーティストとはどんなアーティストだろうか。答えは一つに決められない。みんな違ってそれぞれの答えがあっていい。

 でも一つだけ確かなのは、音楽の可能性は無限大で、どんなジャンルにもそれぞれに、かけがえのない奥の深い魅力が秘められているということだ。だから、好きな音楽しか聞かないというのはもったいないと思う。今はyoutubeamazonでそこら中の音楽の試聴を楽しめる時代だ。敢えて新しい発見を求めて、国・時代まで越えて探検してみると、そこには体感したことのない魅力的な精神世界が広がっている。多くの人に聞き継がれているCDは「名盤」とされるが、そう呼ばれるのには必ず理由がある。時代を問わず人間の心に強く訴えかける普遍的な力を持っているのだ。

くるりのフロントマンである岸田繁も、とてつもないほど音楽の造詣が深い人物である。だから一曲一曲が、ありとあらゆる音楽世界の魅力を吸収して、変幻自在、色とりどりの魅力を放っている。それでいて、すべてがちゃんと「くるりらしい」のである。唯一無二の個性と、広くみんなの心に響く普遍性が高い次元で両立されている。

▼そういう訳で、くるりの曲はどれも甲乙つけがたいのだが、その中で私が愛聴している曲がこの「ロックンロール」である。


くるり - ロックンロール ※公式動画リンクです

 あの過去があるから今がある。そして明日へと続いていく。そのうちまた晴れるさ。とにかくそんな風に思える、前向きになれる曲。

●最近、どうも平凡な毎日が続いているな、という方。音楽で何か新しい刺激、感動が欲しいな、という方。くるりを聴いてみてください。必ず「何か」が見つかります。

 今日もお読みいただき、ありがとうございました!